済州島の 刺身通りとは?地元人の一押し刺身専門店を地域別にご紹介!

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うんしる
안녕하세요(アンニョンハセヨ〜)♡チェジュ島出身のブロガーうんしるです!@eunsilkim7

済州島の旅行の際、済州島の郷土料理をはじめスタイリッシュなグルメやカフェは、済州旅行に欠かせない必須コースになってます。

特に済州島は島特有の豊かな海の幸が豊富という事で様々な海鮮料理が楽しめます。

今回は、新鮮な済州島の魚の刺身料理が美味しいグルメ店をご紹介します。

日本とはまた違う刺身料理になりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

済州市にある刺身通りとは?

済州島の有名な刺身店が並んでいる通りと言えば、約50年近く続いてきている「ソブドゥ(西港)刺身通り」です。

済州市の塔洞広場前に位置しており、海を目の前に四季折々のさまざまな旬の魚料理を楽しめるスポットとして人気!

ソブドゥ(西港)刺身通りは、1960年から刺身専門店ができ始め、現在は18店舗が軒を並べ済州島の現地人はもちろん観光客の胃袋を掴んでます。

空港からは車で15分とアクセスも良く、近くには5つ星のホテル「ラマダプラザチェジュ」や4つ星ホテルながらリズナブルな「ホレルリゼントマリーンザ・ホテル」もあります。

また刺身通りから徒歩5分内に済州島で一番大きい東門市場や地下商店街などの繁華街とも繋がっているので、とても便利です。

日本と韓国の刺身料理が違いすぎる?!

韓国と日本での刺身料理には大きい違いがあります。

まず、日本の場合は魚の死後硬直を経た後に食べますが韓国では生きてる魚を注文が入ったらその場でさばいて硬直が解けないまま食べます。

食べ方に関しても、日本では刺身を食べる時ワサビと醤油の組み合わせが当たり前ですが、韓国ではチョジャンと食べるのが一般的。(チョジャン(초장)とはチョ(초)は「酢」、ジャン(장)は「醬」の意味で、酢と醬を混ぜたタレのことです)

また日本では居酒屋でも刺身を食べれますが、韓国では基本刺身専門店でしか刺身を食べれないので、済州島のような海が近い港周辺に刺身店が多い傾向があります。

また韓国の刺身料理店の特徴としては

メインの刺身を注文するだけで20種類以上の前菜がついてくるコース料理のような流れというところです。

済州島の刺身店で基本的に出てくる前菜としては、

済州島の名物太刀魚刺身、サバの刺身、サザエの刺身、アワビ刺身、天ぷら、ゆでタコ、ナマコ、 ホヤ枝豆、サラダなど、前菜だと思えない位の豪華なネタがどんどん出てくるので、初めて済州島の刺身店に訪れる人はその数にびっくりするかもしれないです。

あくまでもメインの料理を食べる前に食欲をそそるための料理としての前菜なので、量は多くないですが、テーブルに並べきれない位のたくさんの数の前菜が出てくる為、写真のように皿の上に重ねるようにして置かれることがよくあります。

いろいろ前菜を食べたらメインを食べる前におなか一杯なることも!お店によって出てくる前菜の種類は少しずつ違います。

また刺身の最後にシメとして食べるのが「メウンタン」ですが、さばいた魚の骨などで作る辛い鍋ですがこれがまた美味しいです!(辛いのと辛くないのを選べられます。辛いのが「メウンタン」辛くないのを「ジリ」といいます。)

韓国刺身の料理の流れを簡単にまとめると、

メインの刺身を注文するたくさんの前菜が出てくるメインの刺身が出てくるメウンタン鍋が出てくる

という流れです。

それでは済州島のメイン観光都市の済州市と新済州、西帰浦(ソギポ)の各地域ごとに人気刺身店をご紹介します!

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ヘジンフェッチプ(해진횟집)

※韓国語で刺身店を「フェッチプ」と言います。刺身は「フェ」家は「チプ」という意味です♡

済州市塔洞西港の防波堤の入口に位置した「ヘジンフェッチプ」は、2階と3階の壁一面がガラスになっており、青い海を眺めながら新鮮な刺身を楽しむことができます。

刺身料理店の前にはこのような水槽があり、たくさんの海産物と泳いでる魚があり、注文が入ったらその場でさばいて出すので新鮮な刺身を食べれます。

刺身のメニューは、キジハタ、アラ、マダイ、 メバルの刺身がメインとなっており、その他にもアワビ、ハンチイカ、太刀魚、サバなどたくさんの刺身があります。2~4人で行ったらメインの刺身一つで十分!

メインの刺身を一つ頼むと、タコ、わかめ、エビなどの新鮮な海鮮からサバ焼きやサラダなど様々な前菜が出てきます。

最後にメウンタンが出で来るタイミングでアワビの焼きなどのサービス料理も出てくるので、メインの刺身だけ注文すればいろいろ味わえちゃいます。

<ヘジンフェッチプ>

・営業時間:10:30~23:00/年中無休
・電話番号:064-722-4584
・住所: 済州市ソブドゥギル22(제주시 서부두길 22)

ソラフェッチプ(소라횟집)

済州市の刺身通りにある「ソラフェッチプ」は創業50年の3代目に続く名店!

 

刺身のメニューはキジハタ、アラ、マダイ、 メバルなど種類が多いので何を食べるか迷う方は、スペシャル刺身か、刺身の盛り合わせを選ぶと良いです。サイズは小・中・大とあるので人数に合わせ選べられます。

 

ソラフェッチプではマハタの刺身特に人気です。注文したらその場でさばき、テーブルに上がってくるので、弾力のあるぷりぷりとした触感がたまらない!

また魚の頭までセッティングされて出されそのビジュアルの迫力に、思わず写真を撮りたくなります。ただ最終的にはメウンタンの材料として店主が魚の頭だけとっていきます。

刺身以外にもヘムルタン(海鮮鍋)もおすすめですが、エビ、貝、アワビなどの済州島の新鮮な海鮮を一つの鍋で煮込んでるので、その海鮮の出汁の辛いスープは済州島の焼酎と良く合います。

また、済州島の名物の一つ「ザリ」という魚のムルフェも欠かせないグルメ!

「ザリ」とは日本ではスズメダイと言われ、タイ科に属する魚です。5月から8月まで済州島沿岸などで捕れるので、6月に7月中旬の間に多く食べられている魚です。

済州では「ザリ刺身5回食べると暑さを乗り越えられる」といわれるほど、夏の魚であり済州島を代表する伝統的な郷土料理の一つでありますので、ぜひ味わってみてください。

<ソラフェッチプ>

・営業時間:10:30~24:00 ( 月曜日~ 日曜日)/年中無休
・電話番号: 064 – 757 – 9953
・住所: 済州市ソブドゥギル18-2(제주시 서부두길 18-2)

ヘグムガンフェッチプ(해금강횟집)

ヘグムガンアフェッチプは 刺身通りの一番奥に位置しているお店です。

 

こちらのお店の看板メニューは、メジナ、キダイ、イシダイのセットになっている刺身盛り合わせ。冬にはハンチイカやブリが旬なのでおすすめです。

前菜には、サバ刺身やハンチイカの刺身、アワビなど済州島の名物海産物が出てくるのでお酒のつまみとしても最高♡

ヘグムガンフェッチプでは、ウチワエビの刺身を味わえます。プリっとした食感の白身の上にエビのみそを乗せて食べるとさらに美味しいです。

ウチワエビはいつでも食べれる刺身ではなく冬が旬なので冬に行かれる方はぜひ!

<ヘグムガンフェッチプ>

・営業時間:11:00~23:00 ( 月曜日~ 日曜日)
・電話番号: 064 – 757 – 9953
・住所: 済州市ソブドゥギル28(제주시 서부두길 28)

 

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モサルムル(모살물)

地元人の馴染みの店「モサルムル」は、

新鮮で美味しい刺身がお手頃な価格で食べれる人気のお店です。

刺身の盛り合わせの小が3万ウォン(約3千円)など、刺身の料金を見ると他のお店と比べ半分位安いのがわかります!

その為、いつ行っても地元人でいっぱい!

値段がお手頃な分、前菜がシンプルな感じですが、刺身を頼むと前菜としてサバ、マダイ、太刀魚刺身3種盛りを含め野菜などおつまみがついてくるので十分♡

新鮮なサバの刺身が特に人気ですが、この新鮮度と量で4万ウォン(約4千円)!

<ウスバハギ煮物・小 25,000ウォン(約2500円)>

モサルムルのもう一つの人気メニューがウスバハギ煮物ですが、すこし辛い味付けがご飯が進む一品!

お手頃な値段で美味しい済州島の刺身を堪能したい方は、ぜひ足を運んでみてください。

<モサルムル>

・営業時間:12:00~25:00/年中無休
・電話番号:064-713-0309
・住所: 済州市ヨンドン291-10(제주시 연동 291-10)

サンジムル新済州店(산지물 신제주점)

こちらのサンジムルフェッチプは、空港からも近いので済州島の旅行のスタートのグルメとしても、旅行の最後のグルメとしてもいい!

こちらのフェッチプでは、特に「ムルフェ」が特に有名です。

ムルフェの中でも済州島の名物ハンチイカを含めアワビ、旬の魚、ホヤ、サザエなどの様々な海鮮が全部入ってる盛り合わせムルフェがおすすめです。

盛り合わせムルフェ20,000ウォン(約2000円)

また、しっかり食べたいという方はコース料理をお勧めします。

Aコース(3~4人前)160,000ウォン(約16,000円)/Bコース(2人前) 100,000ウォン(約10,000円)

軽いランチであれば、ムルフェや魚焼きでも良いですが、しっかり食べたい方はコースを頼むと刺身の盛り合わせ、サバ焼き、ザリ焼き、メバル煮つけ、アワビ焼き、メウンタン、天ぷらなど様々な海鮮料理を楽しめます。

前菜もアワビやサザエなどは基本で、カンジャンセウ(エビの醬油漬け)まで出てきます。

 

お手頃な値段ながら質も量も満足できるコース料理!食べきれなく余ったものは持ち帰りも可能です♡

<サンジムル>

・営業時間:1:00~22:00/年中無休
・電話番号:064-745-5799
・住所: 済州市ヨンドン271-9(제주시 연동 271-9)

マラドフェッチプ(마라도횟집)

新済州のメゾングラッドホテルから徒歩5分距離に位置しているマラドフェッチプは、ブリの刺身が人気なお店です。

ブリと一皿頼むと、ブリの背側や腹側、ヒレ部分の各部位のブリを味わえます。
ブリの背側は脂が少なくて、身がしっかりしてさっぱりしており腹側は脂が多くて、身が柔らかく美味しい~。
そのほかにも太刀魚の刺身やサバの刺身など済州島ならではの新鮮な刺身が揃ってます。

 

メインメニューは、本日の刺身盛り合わせ1人前55,000円(約5500円)、45,000円(約4500円)、35,000円(約3500円)とあり、海産物+焼き料理+煮つけ+メウンタンが基本的に入っており値段により魚の刺身のネタが変わります。

 

<マラドフェッチプ>

・営業時間:13:00~24:00 ( 月曜日~ 日曜日)
・電話番号:064-746-2286
・住所: 済州市ヨンドン262-10(제주시 연동 262-10)

西帰浦のおすすめ刺身店ベスト3

ミヨンイネ食堂(미영이네 식당)

こちらのお店は新鮮なサバの刺身で有名なお店です。いつ行ってもお客様でいっぱいなのでウェイティングがあります。

サバの刺身は、大と小があり大が3~4人分で77,000ウォン(約7,700円)、小が1~2人分で55,000ウォン(約5,500円)です。サバの刺身を頼むと前菜と鍋がセットでついてきます。

鮮度がよくないと食べれないサバの刺身!

魚の臭みが全くなく身が詰まって脂が乗っていて美味しいサバの刺身です。

ミヨンイネ食堂でのサバの刺身をさらに美味しく食べる食べ方とは、海苔にご飯とサバの刺身、ヤンジョムジャンと野菜を乗せて巻いて一口で食べる!という事です。

最後にはサバの鍋が出てきます。サバとえごまの組み合わせのスープは香ばしくてあっさりした味です♡

<ミヨンイネ食堂>

・営業時間:11:30~22:00 ( 毎週水曜日休み)
・電話番号:064-792-0077
・住所: 西帰浦市デジョンウプ ハモ港路42(서귀포시 대정읍 하모항구로 42)

サンドゥンイ(双子)フェッチプ(쌍둥이횟집 서귀포 )

西帰浦では有名なフェッチプと言えば「サンドゥンイフェッチプ」本館と別館があり大きい建物なのにいつも人がたくさんです。

刺身だけの注文も可能ですが、様々な刺身を味わいたい方には、盛り合わせスペシャルをおすすめします。

盛り合わせスペシャル2人前100,000ウォン(約10,000円)

コースを頼むと前菜として枝豆、タコ、カニ、マグロ、エビ、サバの刺身、太刀魚の刺身、デナガダコなどたくさんのネタが出てくるので好きな物を選んで食べれる楽しみもあります。

2人基準の盛り合わせスペシャルには、マハタ、 キダイ、 メバル 、タチウオ、サバ 、あわびの刺身と海産物のセットやメウンタンがセットになってます。寿司も出てきますがなんと寿司はお代わり自由!

メウンタン鍋の後にデザートには普通果物が多いですが、こちらのお店ではかき氷が出てきます。

<サンドゥンイフェッチプ>

・営業時間:11:00~22:30 (年中無休)
・電話番号:064-762-0478
・住所: 西帰浦市ソギドン496-18(서귀포시 서귀동 496-18)

ウゾンフェセンター(우정회센타)

ウゾンフェセンターは西帰浦のオルレ市場の中にあり、サンマのキムパ(海苔巻き)が有名でテレビでも紹介された人気店です。

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オルレ市場の中にはフェッチプ(刺身店)が多くあり、料金はそれほど違いはないですが前菜の量とクオリティーが一番良いといわれるのはこちらのウゾンフェセンターです。

基本メニューは、春と夏はヒラメ、秋と冬はヒラマサがメインで、刺身を頼むと名物のサンマのキムパやメウンタンもついてきます。

2人前40,000ウォン(約4,000円)、3人前50,000ウォン(約5,000円)、4人前60,000ウォン(約6,000円)

他の刺身店に比べるとついてくる前菜はそれほど多くないですが、刺身をメインで食べたい方には質的にも量的にもぴったりなウゾンフェセンターがおすすめです。オウレ市場の中でも3店舗ありますので、どの店舗に入っても大丈夫です。

<ウゾンフェセンター>

・営業時間:11:00~22:00 (年中無休)
・電話番号:064-733-8522
・住所: 西帰浦市ソギドン276-20(서귀포시 서귀동 276-20)

済州島で絶対食べておきたい新鮮刺身!

今回は、空港から15分距離にある旧済州、免税店やホテルが多い新済州、そして自然スポットがたくさんある西帰浦市と、済州島の代表的な地域別に美味しい刺身が食べれるお店をご紹介しました。

鮮度が高くないと食べれないサバの刺身から済州島の名物太刀魚の刺身、また日本にはない魚「ザリ」の刺身など、済州島でしか味わえない刺身をぜひ堪能してみてくだださい。

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